ドクターズインタビュー

  • HOME>
  • ドクターズインタビュー

院長インタビュー

整形外科医として、大阪市立大学関連の基幹病院で腕を磨き、
地域住民の信頼が厚い医療法人橘会東住吉森本病院で16年間勤務され、
整形外科医長まで務めていた大疁院長。
下肢外傷(足のケガや骨折)治療のエキスパートとして大病院の整形外科で高齢者の骨折治療に従事しながら、
高齢者の骨折そのものを減らしたいと考えるようになったといいます。
高齢者の骨折を予防するために何が必要なのか、そして、
骨粗しょう症専門サイトをあえて作った理由などをお聞きしました。

患者様に最新の医療を提供できるよう
海外の情報にも目を向け
学び続ける整形外科医であ
りたいと思っています
先生が整形外科医を目指したきっかけは?
interview 01

先生が整形外科医を
目指したきっかけは?

何か感動的なエピソードがあればいいのですが、そう言った話は特にはないのです。
ただ、学生時代に自分の手に職、技術をつけたいと思っていました。
技術を身につけるという仕事の中で、医師がいいなと思ったのです。
専門知識や技術が身につけられるし、その知識と技術で人の役に立てるというのが何より魅力に感じました。
整形外科医を目指したのは、大学生時代です。
いろいろな科で研修してわかったのですが、整形外科は扱う疾患や身体の範囲が広くてやりがいがあり、自分に向いていると思いました。

先生はAO Traumaという研修を受けたそうですが、どのようなものですか ?
interview 02

先生はAO Traumaという研修を
受けたそうですが、どのような
ものですか ?

実をいうと、欧米に比べると日本の整形外科レベルは遅れているのです。
そのため、欧米の最新の整形外科医療を学びたいと思い、AOの研修を勤務医の頃から受け続けてきました。
AOとは、1958年にスイスで創設された骨折治療に関する研究グループで、世界各国20,000人以上の整形外科医、外傷医、手術室看護師などが所属する世界有数の学術組織で、外傷及び骨折合法のグローバル・スタンダードと言われているくらいに高い技術を誇っています。
AO Traumaというのは、より高度で専門的な外傷治療を目指す医療従事者に対して臨床・教育・交流の場を提供するために2008年にAOが設立した機関で、私はAO Trauma Basic PrinciplesとAO Trauma Advanced Principlesという2つの研修を修了しています。

高齢期の骨折は人生を一転させます
骨粗しょう症の予防で骨折リスクを下げ
人生100年時代を謳歌していただきたい
骨粗しょう症とはどのような病気なのでしょう?
interview 03

骨粗しょう症とは
どのような病気なのでしょう?

私は16年間、東住吉森本病院に勤務し、整形外科医として主に股関節や膝、足首などを骨折された方の手術・治療をしていたのですが、患者様の多くが高齢の方で、骨折の原因はほぼ骨粗しょう症だったのです。
骨粗しょう症というのは高齢期特有の病気で、全身の骨がもろくなるために転んだだけでも簡単に骨折してしまいます。
高齢の方だけに、骨折が治癒しても以前のように自由に歩けずに要介護状態になったり、寝たきりになってしまう方もいらっしゃいます。
患者様の人生を左右するような重大な病気にもかかわらず、痛みもなく進行するので自覚することもなく、骨折して初めて骨粗しょう症だったとわかる方が多いのも、この病気の特徴です。

なぜ、骨粗しょう症専門サイトを開設しようと思ったのでしょうか?
interview 04

なぜ、骨粗しょう症専門サイトを
開設しようと思ったのでしょうか?

高齢期の生活や人生を一転させる恐ろしい病気ですが、骨粗しょう症は予防できる病気でもあるのです。
私は勤務医時代に、骨折された高齢患者様の治療を行いながら「予防できる病気だからこそ、患者様が骨折をされる前に骨粗しょう症を予防して、高齢の方の骨折を少しでも減らしたい」と考えるようになりました。
骨粗しょう症の予防にとって一番大切なのは、骨粗しょう症という病気そのものや予防法について知っていただくことです。
そのために、この「骨粗しょう症専門サイト」を通して、皆さまに正しい知識と情報をお伝えし、当院で行っている検査や予防・治療法について紹介したいと考えました。
骨粗しょう症の予防は、介護予防や寝たきりの予防につながり、人生100年時代を謳歌するためにも必要不可欠な医療です。

お世話になった東住吉区地の方が
歳を重ねても安心して暮らせるよう
地域包括ケアの一端を担いたい
先生はどうしてこの場所にクリニックを開業されたのですか?
interview 05

先生はどうしてこの場所に
クリニックを
開業されたのですか?

私が医療法人橘会 東住吉森本病院で治療にあたっていた患者様のほとんどが、東住吉区の方で、「患者様により近い場所で、骨粗しょう症の予防に力を注ぎたい」と考えたときに頭に浮かんだのは、やはり長年お世話になったこの地域の皆様でした。
ここは大阪メトロ谷町線の田辺駅から徒歩1分と大変近くて、交通の便もいいですし、古巣である東住吉森本病院も近くにあって連携がとりやすいこともあり、この地で開業しようと考えました。

先生が目指している地域での役割について教えてください
interview 06

先生が目指している地域での
役割について教えてください

超高齢社会となった今の日本では、病気やケガを病院だけで治すという時代ではなくなり、地域全体で高齢の方を見守り、支える地域包括ケアの時代となりました。
当院の患者様に、より高度な検査や手術が必要になった場合には、地域のしかるべき病院に紹介いたしますし、また逆に、患者様が手術や回復期リハビリテーションを経て自宅に戻ってきた時には、機能維持のリハビリテーションや経過観察を当院で受け持つことも可能です。
地域の皆さまがこのまちで歳を重ねても安心してこの地域で暮らせますように、地域の医療機関や行政機関等と一緒になってお支えしたいと願っております。

おおはた整形外科クリニックを
受診される患者様へ

お電話でお問い合わせされる前に
ご確認ください